12月12日(日)香港・シャティン競馬場で行われたG1第35回香港カップ（芝2000ｍ)で、2017年１歳セール取引馬ラヴズオンリーユーが優勝しました。
ホームストレッチからのスタートを難なく決めると、先頭直後の好位につけて１角に入っていきました。向こう正面でもスムーズに折り合い、末脚を温存して進んでいきました。勝負どころからのペースアップにもしっかりと対応し、４コーナーを回ると、直線では狭いスペースを割って先行馬に迫り、３頭のデッドヒートも制して、先頭でゴールを駆け抜けました。
４月のクイーンエリザベス２世Ｃ、前走のＢＣフィリー＆メアターフに続き、香港Ｃにも優勝して、史上初となる「同一年海外Ｇ１・３勝」の金字塔を打ち立て、引退の花道を飾ったラヴズオンリーユー。記憶にも記録にも残る名牝が、繁殖牝馬としてどのようなＤＮＡを残していくのか楽しみは尽きません。
また、ゴール前での大接戦では僅かに及ばなかったものの、最後まで勝ち馬に食いさがったヒシイグアスも当セール取引馬であり、世界が注目する大舞台でワンツー・フィニッシュを決めるとともに、来年の飛躍を期待させる走りを見せてくれました。