2月13日（日）に東京競馬場で行われたG3第56回共同通信杯（芝1800m）で、2019年当歳セール取引馬ダノンベルーガが優勝しました。
冷たい雨の中、五分のスタートを切ると、内の馬たちの出方を見ながら中団外めにポジションを確保しました。淡々と流れた道中は、末脚を温存するため折り合いに専念し、勝負どころから徐々にスピードアップして４角を回りました。直線に向かうと、稍重の馬場など関係なく、大外からラスト３ハロン33.7秒の豪脚を繰り出し、ライバルたちを力で捻じ伏せました。
「クラシックへの登竜門」として名馬を輩出し続ける名物レースを、最少キャリアで制してみせたダノンベルーガ。底知れぬ才能と類まれなレースセンスを兼ね揃えた近未来のスターホースが鮮烈にベールを脱ぎました。