2021年生まれ7906頭の頂点に立ったのはこの馬でした。
5月26日(日)東京競馬場で行われた「競馬の祭典」G1第91回日本ダービー（芝2400m）で、2022年１歳セール取引馬ダノンデサイルが優勝しました。
７万8000人を超える観衆が見守る中スタートが切られると、促されて逃げ馬直後のポジションを確保しました。向こう正面で迎えた最初の1000mを62.2秒で通過するスローペースでも折り合いを欠くことなくリズムよく進むと、勝負どころから馬群が詰まり、最後の直線では力と力がぶつかり合う真っ向勝負となりました。内ラチ沿いにできたスペースを突いて残り300ｍで先頭に立つと、鞍上からの叱咤激励に応えて脚を伸ばし、後ろから追いすがる皐月賞馬の追撃も振り切って、歓喜のゴールに飛び込みました。
皐月賞での競走除外から立て直され、見事に世代の頂点に立ったダノンデサイル。ダービー馬の称号を胸に秋はどのような走りを見せてくれるのか。楽しみが膨らむ勝利となりました。